小説『東京のプリンスさま』

た行の作品

概要

あらすじ&梗概

 東京大学を舞台に、主人公・後藤春香が繰り広げるラブコメディです。春香は宇宙からやってきた黒猫・グッピーと契約し、半年以内に六人の恋人をつくれば大金を得られることになります。春香と交際していくことになる六人の主人公の視点も交えて、各々の人間模様が描かれていきます。
 サリンジャー『ライ麦畑で捕まえて』や橋本治『桃尻娘』に強く示唆を受けて、それらの現代版を展開したいと願って書きました。またボルヘス『伝奇集』からも影響を受け「評論」という文芸ジャンルに対するメタフィクションを試みています。登場人物たちが持つ伝記的なバックグラウンドが、各々が特定のフィクション作品に向ける評価にどう関わり、それをどう表現していくのかを描いています。それによって、過去のフィクション作品が持つ新たな側面に光を当て、またそれぞれの主人公の内面をも描きたいと思いました

 また深沢七郎『東京のプリンスたち』『東北の神武たち』のパロディです。

コンテンツ

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